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新型コロナの感染爆発防止のためにと、専門家が薦める三密対策は理解できる。だが、安倍首相が言うところの、不要不急の外出の自粛要請の、この不要不急の意味がよくわからない。
この4月から5月にかけて、所属する障害者団体や農業団体の総会、菜の花の森コンサートや憲法フォークジャンボリーなどの演奏活動はすべて中止になった。また、恒例のメーデーや憲法記念日の集会も無くなった。
三密を回避するためには、現状では止むを得ないことだが、当事者にとっては決して不要不急とは言えないのではないだろうか。
これは、緊急事態宣言の問題点とされていた、国民の主権人権の制限にあたるのではないだろうか。
その一方で安倍内閣は、検察庁長官定年延長法や種苗法改正法など、不要不急の法案の採決強行を狙っている。
また、沖縄の米軍基地建設や米国からの武器の莫買いなど、不要不急の税金の浪費を続けようとしているが、この財源を即刻に新型コロナ対策に回すことこそ、必要緊急なことではないだろうか。
とにかく、特措法による緊急事態宣言でさえこの有様だから、憲法に非常事態宣言条項や九条への自衛隊明記などが盛り込まれたら、たちまち軍事独裁国家の登場、ナチスドイツの再来となってしまうだろう。
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